Case Study House #02

２世帯住宅という言葉があります。
通常、２世帯住宅とは「親子という世代の異なる２つの家族が建物を分断して生活する住宅」ということになっています。
この「同居している様で実は同居していない」という不思議な住宅は、「親子共に仲良く暮らす」という本来の目的がうまく機能していないと良く耳にします。

今回 私たちNASU CLUBは、「２つの家族が同居する家を建てたい」という依頼を受けました。
そこで 私たちは、オーナーとの綿密なコンサルティングを経て、“家族とは、生き物の様なもの。
日々のふれあいや愛情の表現が無ければ健やかに育むことは出来ないはず。”というコンセプトに辿り着きました。
そして、これを基に「１つの建物を２つに分けた家」ではなく、「２つのライフタイルを１つに融合した家」を目指して設計を行いました。
更に今回の住宅は住宅地にあり、通常では難しいプライバシーと採光を効果的に確保する等、様々な提案を形にしています。