小さな黒い家。
Case Study House #21
Location :栃木県宇都宮市
小さな黒い家。
「問題がどうであろうと、いつも正方形から始める。」
この言葉は20世紀を代表する建築家の一人ルイス・カーンの言葉です。
カーンは建築について詩的な言葉で表現する事でも知られ、「窓は部屋になる事を望んでいる」、「構造体は光を与え、光は空間を作る」等、数多くの詩的で建築的な示唆に富んだ言葉を残しています。
今回、私たち那須倶楽部は「黒い箱の様な家を建てて欲しい。」とユニークな依頼を受けました。そこで私たちは「黒い箱の中にどの様に住む人の生活を収めるか」を考え、プランニングを行いました。
カーンの正方形ではありませんが、“箱”から始まったこの「作品」は、家のかたちとくらし方を考える良いケーススタディとなっています。
延床面積:101.85㎡/30.8坪