「人間的―形態―必然性。」の家

Case Study House #15

Location :栃木県宇都宮市

「人間的―形態―必然性。」の家

「モダンでありながらどこか懐かしい温かみを感じさせるフォルムと素材。

半世紀近くを経た今もなお魅力を失わないデザインの強度。そして日本の伝統的な建築にも通じるシンプルな機能美。」これは、最近目を通していた古い雑誌にあったデニッシュ・モダンハウスについて書かれた一節です。デンマークの建築やデザインは50年代に“黄金時代”と呼ばれ、世界的に高い評価を受けていました。日本における最近のスカンジナビアンデザイン再評価の動きは、冒頭の一節にその理由が内包されている様に思います。

今回、私たち那須倶楽部は無垢材の家具や手作りのお菓子、こだわりのコーヒー等、寛ぎの時間を大切にする夫婦から依頼を受けました。2人は「あまり大きな家は要らないが、住まいの中にある時間を大切にしたい」という希望があり、そこで私たちは少し変わったすまいの提案を行いました。

この「作品」は「デザイン」が生活をより豊かにするという事、その「デザイン」には人間的な暖かみが必要とされた、ミッドセンチュリーにおけるデニッシュ・モダンハウスからインスピレーションを受けています。

延床面積 :96.06㎡/ 29.0坪

CONCEPT

NASU CLUBのコンセプト

私たちが目指す家づくりをご紹介します